他の呼び方は串刺し公ヴラド・ツェペシュの別名『小竜公(ドラクル)』から取られた「ドラキュラ」、
オリジンでありフィクション作品でもメジャーとなった呼び方として「ヴァンパイア(バンパイアとも)」、
女性の吸血鬼に限って言えば小説『ダーク・ブルー』で登場した「カーミラ(カミラとも)」がある。
闇の中にあり他者の生き血、特に穢れのない処女の生き血を好むとされる。
犬歯が発達した鋭い牙を以て身体に穴を開け、ソコから流れ出る生き血をすすり飲む。
ギャグ作品だと「果汁が赤い」と言う理由でトマトジュースを愛好している事も。身体には良さそう。
弱点は
・強い日の光を浴びる
・洗礼を受けた銀の十字架
・淀みなく流れる清流
・心臓に樫の木の杭を打たれる
とされる。意外と繊細。
ちなみにニンニクは「臭いが強いので寄り付きにくい」と言うだけで、ダメージを与えられる様な弱点ではない。
十字架もきちんと洗礼を受けたもの、それも銀で造られてないと神秘性がなく効き目がない。
ちなみにカーミラは日の光に関してはちょっとダルくなる程度であり(その代わり讃美歌が震えが来るほど苦手)、ドラキュラも小説では日中に動物園に行ける程度には日光に強かったり。
また、吸血鬼となった人物は「無意識に生前の名前に縛られる」。
カーミラを例に挙げると生前の名前がマーカラ(Mircalla)で、吸血鬼となった後は
「ミラーカ(Millarca)」「カーミラ(Carmilla)」と名乗っている。見事なアナグラム。
エロ方面だと女の吸血鬼はサキュバスと同一視されていた時期もあり、生き血の他に精液も下の口から吸い尽くしていた。
…そしてサキュバスの生態が公にされるとあれよあれよと入れ替わり、今のところは吸血鬼でエロが書かれる事はめったに見かけなくなった。
男性の吸血鬼であれば乙女の生き血を吸った後に、眷族にして悪堕ちさせてエロく変身させる役目があるので需要はまだそこそこある。
女吸血鬼のエロ方面のファッションは大体裸マント。たまに隠す気のないエロ下着を着けている事もある。
また、近年はブレイブルーのレイチェルや東方Projectからレミリア・フランといったロリっとした少女の身体の吸血鬼が増えている傾向がある。
大体サディスティックな性格で、そのカリスマ性には頭を垂れる他ないだろう。